Googleに衝撃を与えたプログラム「マスキュラー」
2013年、NSAのさまざまなスパイ活動がスノーデン氏によって明らかになったが、IT業界に衝撃を与えたのが、「マスキューラー」だ。
GoogleやYahooは、「プリズム」という法廷で認められたものに関しては、情報提供しなくてはならなかった。
しかし、実際にNSAが行っていたのは、密かにGoogleらの光ファイバーからデータを盗むという行為だった。
GoogleやYahooは世界中に光ファイバー回線ネットワークを作っているが、NSAは米国のプライバシー法を回避できる国際領土でその光ファイバーから大量にデータをコピーしていた。
これに関してはGoogleらIT企業が怒った。
グーグルメールのすべてが盗まれていたからだ。
PBSの報道番組フロントラインでは、その「悲劇」について特集している。
語っているのは、メジャーIT企業に勤め、「The Master Switch」の著者であるティム・フー。
「衝撃だった。信じられなかった。恐怖を感じた。知り合いの誰もが、そんなことできない。何かの間違いだ」
と思ったという。
アップル、グーグル、フェイスブック、マイクロソフト、ヤフーといったトップ企業は、まずプリズムという言葉は聞いたことがないと否定した。
企業への大ダメージとなるため、NSAが直接サーバーにアクセスすることはできないことを強調した。
しかし実際は、顧客に説明できない秘密プログラムには協力していた。
さらに報道は続いた。
マスキュラーだ。
これは、NSAが光ファイバーに侵入し、各企業の情報を収集していたプログラム。
法律を作っておきながら、政府は裏口から侵入していたのだ。
グーグルは安全だと思っていたデータラインを貸し出していただけに、ショックを受けた。
今まで嫌々ながら協力していたものの、隠れてすべてのデータをコピーできたとは、想像もつかない事態だった。
NSAはそうして、国内のみならず、海外のデータ通信も傍受。
決して得ることのできないはずの、テロリストの動きを察知することができたという。
こんなことがあるから、Gメールは使っていない。
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