Googleに衝撃を与えたプログラム「マスキュラー」

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http://blogs.seattletimes.com/opinionnw/2014/05/21/pbss-frontline-united-states-of-secrets-reveals-disturbing-nsa-silicon-valley-links/
http://blogs.seattletimes.com/opinionnw/2014/05/21/pbss-frontline-united-states-of-secrets-reveals-disturbing-nsa-silicon-valley-links/

 

2013年、NSAのさまざまなスパイ活動がスノーデン氏によって明らかになったが、IT業界に衝撃を与えたのが、「マスキューラー」だ。

GoogleやYahooは、「プリズム」という法廷で認められたものに関しては、情報提供しなくてはならなかった。

しかし、実際にNSAが行っていたのは、密かにGoogleらの光ファイバーからデータを盗むという行為だった。

 

GoogleやYahooは世界中に光ファイバー回線ネットワークを作っているが、NSAは米国のプライバシー法を回避できる国際領土でその光ファイバーから大量にデータをコピーしていた。

 

 

これに関してはGoogleらIT企業が怒った。

グーグルメールのすべてが盗まれていたからだ。

 

PBSの報道番組フロントラインでは、その「悲劇」について特集している。

語っているのは、メジャーIT企業に勤め、「The Master Switch」の著者であるティム・フー。

「衝撃だった。信じられなかった。恐怖を感じた。知り合いの誰もが、そんなことできない。何かの間違いだ」

と思ったという。

 

アップル、グーグル、フェイスブック、マイクロソフト、ヤフーといったトップ企業は、まずプリズムという言葉は聞いたことがないと否定した。

企業への大ダメージとなるため、NSAが直接サーバーにアクセスすることはできないことを強調した。

しかし実際は、顧客に説明できない秘密プログラムには協力していた。

 

さらに報道は続いた。

マスキュラーだ。

 

これは、NSAが光ファイバーに侵入し、各企業の情報を収集していたプログラム。

法律を作っておきながら、政府は裏口から侵入していたのだ。

 

グーグルは安全だと思っていたデータラインを貸し出していただけに、ショックを受けた。

今まで嫌々ながら協力していたものの、隠れてすべてのデータをコピーできたとは、想像もつかない事態だった。

 

NSAはそうして、国内のみならず、海外のデータ通信も傍受。

決して得ることのできないはずの、テロリストの動きを察知することができたという。

 

こんなことがあるから、Gメールは使っていない。

 

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