富岡製糸場よりも世界遺産は、3万6000年前の洞窟壁画

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http://www.dailymail.co.uk/news/article-2665197/Preserved-posterity-art-The-36-000-year-old-cave-paintings-mammoths-bison-hunters-life-Stone-Age-man.html
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今回の富岡製糸場の世界遺産登録ニュースは日本人にとって喜ばしいものだったが、ヨーロッパではある洞窟の世界遺産登録に沸いている。

これは、パリ先史時代の壁画が残るショーヴェ洞窟(The Grotte Chauvet )。

時代はなんと3万6000年前なのに、1000もの絵が完璧に保存されている。

 

ヨーロッパで最初の人間文化であるはずだが、その絵は現代のものとかわらず、なにより躍動的。

動物たちがとびはねる様子が見てわかる。

 

なにより、当時はその絵を火で照らしていたはずだが、想像するに、かなり素敵な空間だったはずだ。

そこで食事をするのか、寝るのか、何もしないのか。

絵を見ながら、ゆっくりと時を過ごす。

外の世界の動物たちの素晴らしさを想像しながら。

 

どうしてこんなことが想像できるほど、完璧に保存されていたのか。

それは、誰も立ち入ることができないように、完全な閉鎖空間になっていたからだ。

原因は、2万3000年前の落石。

それ以来、湿気や、動物、人の影響を受けることなく、1994年の発見までそのままの状態で保存されてきたのだ。

 

描かれている動物はマンモス、野生のネコ、バイソン、クマなど。

 

そのあまりの良質の保存状態ゆえに、今後も非公開。

しかし、近くに同じ大きさのレプリカ施設が建設中で、2015年にオープン予定だ。

 

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