NDロードスターよりDJデミオ(ガソリン)のほうがいいらしい。
世界中のロードスターファンを敵に回しそうなので最初に言っておきたい。
私はNDロードスターの思想やデザインが大好きで、チャンスがあるならいつか欲しいと思っている。
しかし、今日は少しデミオを褒めよう。
今日は30分ほど試乗したが、残念ながらどしゃぶり。
「空の下で走る」という、私にとって一番大事な要素を味わうことはできなかった。
だから、私の乗っているDJデミオ(ガソリン)との比較に、どうしてもなってしまう。
まず、私のデミオはガソリンで、オートマ。
重さは1080gで、今回乗ったロードスターもオートマで1060g。
前者1.3L、後者1.5Lプラスターボ。(後で調べたら自然吸気だった)
トランスミッションがロードスターは他社製だ。
大雨の青梅街道を行く。
雨だけに、少し距離をとればアクセルは踏める。
ロードスター。
当然、それだけで楽しい。
幸福感がある。
幌が頭の上にあっても、フロントガラスを大粒の雨が叩きつけても、楽しい。
しかし。
オートマでアクセルを踏み込んだときの開放感、加速感が、デミオほどにない。
なぜだろう。
ロドスタ・オートマのトランスミッションは、エコ仕様なのか、すぐにシフトアップしてしまうのだ。
これだと、サーキットならともかく、街中での走りに爽快感はあるのか…と思った。
ディーゼルにも同じ悩みがある。
スポーツモード、パドルシフトのマニュアルでは当然、自由な回転数を楽しめたし、デミオより太い音も感じられた。
それでも、やはり通常で使いたいオートマに戻すとすぐに4速にいくので、音も楽しめない。
デミオはリッターも小さいし、自然吸気なので、やはり踏み込みは必要だ。
その分、太い音と細かい振動が快感となる。
一度だけ、オートマでぐっと加速感じられる瞬間があった。
「高回転域でトルクを最大に」という特長なのか、ターボなのかよくわからない。(やっぱりターボじゃなかった)
乗り終わって、残ったのは楽しさ。
幸福感。
峠やサーキットならもっと楽しいだろう。私には無縁だけど。
あの箱のなかに入って、外にいるという時間がいい。
そこからの風景は、雨だってやはり素敵だ。
雨の日に洗車されたDJデミオに乗り換える。
乗り込んだ雰囲気はもちろんロードスターがいい。
でも、要素が非常に似ているので、その雰囲気を感じながら新鮮な気持ちになる。
同じ道をDJでいく。
感じたとおり、アクセルを踏んだときの爽快感がいい。
いや、青梅街道であっても、ぐっと踏める。
パワーが、有り余っていない。
DJデミオはマツダのディーゼル攻勢で影が薄いが、私はマツダ車ばかり試乗して、結局DJが大好きになった。
ディーゼルの音はいまも好きじゃないし、回転数をあげられない感じが楽しくない。
小さいクルマと小さいエンジンで、思いっきり扱う感じのいわゆるライトウェイトが楽しい。
だから、最近のスカイアクティブのミニマリズム的なデザインと、DJとNDのライトウェイト思想が大好きだ。
デミオのマイナス点はロドスタよりデザインが悪いし、オープンじゃないところ。
プラス点はロドスタより荷物が積めて、5人乗れるところ。
CX-3とロドスタのデザインが国産車では一番いい。
というわけで、幸福感は今も続いている。
最後にNDロードスター、1.3L自然吸気という選択肢はなかったのか。
それだけ少し考えている。
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