DJデミオ、買って半年で新車に買い換えた。

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エッセイ クルマキライ
エッセイ クルマキライ

少々、意味のわからないタイトルとなった。

が、言葉通りだ。

9月(2014年)に契約し、10月にやってきた新型デミオの13Sというガソリン車。

軽くて楽しく走るだけが目的のような、削ぎ落とされた感のある素敵な車である。

 

それが、半年後に同じデミオのガソリン車に買い換えた。

5月にその新車は納車予定だ。

 

なぜ同じ車に替えかえたのか。

 

バカバカしいかもしれないが、悩んだ挙げ句の決断だった。

 

 

少々不満のあったグレーという色も、ホイールキャップやグリルまわりを黒にすることでぐっと気に入っていた3月(2015年)のはじめ。

オイル交換でディーラーに行った。

待ち時間に、CX-3を試乗する。

1時間ほど。

 

一人で運転し、慣れた道を走った。

ディーゼル。

やはりバスのようなガラガラ音がする。

やっぱりガソリンの静粛性と、踏んだときの気持ちよさは凄いなと思った。

最初からディーゼルを選ぶ人は問題ないと思うが、DJのガソリンに慣れると厳しいものがある。

ガソリンエンジンは、高性能のマッサージチェアに座っているようなものだ。

静かに走りたかったらどこまでも静かに走れるし、ぐっと加速を楽しみたかったら、足裏は最高に気持ちの良い振動がくる。

 

でも、CX-3の内装はいい。

同じデミオベースでありながら、黒革ベースに赤ステッチだ。

ドアの内側はスエード系で落ち着く。

 

ディーラーに戻ってから、ガソリン車で良かったと思うと同時に、CX-3を見たせいか、やはり自分の車の内装をなんとかしたいなと思った。

13Sというグレードのステアリングやハンドブレーキはウレタンで、シートやドアの内側は紺系のファブリックだ。

どうして黒にしてくれなかったのか。

 

椅子で座っている間、後ろにはLパッケージというデミオが展示されている。

ステアリングは革、シートもドアの内側も革。

白なのはベストではないが、紺のファブリックよりずっといい。

友人に電話して、ドアの内側を革にできないか相談した。

ステアリングも4万ほどの革ステアリングに替えたい…。

 

そんなことを考えつつ、ディーラーの担当者と話した。

「Lパッケージにすればよかったかな」

と一言。

 

話しているうちに、「今なら買い換えが可能」という話が出てきた。

自分の車を売り、新車のLパッケージに買い換えるのだ。

そもそもの差額は26万だが、そこからいくらかプラスすれば、3月の決算期を利用して相当な額にできるという。

 

もしそれが実現すれば、内装は革になり、色は夫婦で気に入っていたディープクリスタルブルーという紺にできる。

夢があるな。と思った。

 

しかし、普通に考えて、馬鹿げている買い換えだ。

新車をわずか半年で買い換える理由など、誰にもない。

 

妻に相談して、やはり馬鹿げていると決断した。

今の色もなかなか気に入っているし、何故か急に愛おしくなってきた。

 

 

メテオグレーマイカに黒のホイールキャップは本当にベストです。

 

メテオグレーマイカという色の自分のクルマは、地味なクルマだ。

赤やブルー、白といったデミオの色に比べて、レジャー感がまったくない。

しかし、ベース部分として、灰色のプラスチックやゴム部分があり、ホイールやエンブレムを黒にすることで、グレーはぐっと引き締まる。

グレーと黒の2色になることで、相当硬派になるのだ。

本当にかっこいいと思う。

 

そのメッセージは、「一人で運転を楽しもう!」だ。

心の中では大好きなロードスターと結びつけることができる。

加速する軽快感と、このグレー×黒のイメージはマッチしている。

 

一方、Lパッケージのディープブルーは、「家族で人生を楽しもう」 のメッセージだ。

だから、ホイールもグリルまわりに黒は似合わない。

加速して軽快感を楽しむというよりは、ツアラー的に静粛に走るイメージだ。

 

どちらがいいのか。

それに答えはなかった。どちらもいい。

どっちのイメージも大好きだ。

 

その後、何度もディーラーから電話があったが、断った。

どうであっても、最初のLパッケージを選んでいた場合よりも高くつく。

「半年で新車になる」分として考えるしかないが、それも考えれば考えるほど意味がないものだと気づく。

 

が、「ディープブルーを見てみてほしい」と連絡があり、心は動いた。

ディープブルーを一度見て、判断してからでも遅くはないと思ったからだ。

それで、日曜日に家族で見に行った。

2階には、憧れにも近かった紺のデミオが置かれていた。

落ち着いた色ながら、女性も楽しく乗れそうな都会的な色。

海辺にドライブに行ってもぴったりくる色。

アクセラやCX-5だと合わないのに、デミオだと突然似合う色。

素晴らしい。

しかし、値段交渉などをした上で、「やはりやめます」と伝えた。

帰ろうと思っていたが、最後に、自分のグレーとディープブルーを並べてもらった。

どこかで、買い換える理由が欲しかったのかもしれない。

 

もし車を並べてブルーが圧倒的に良ければ…。

 

しかし、並べてみて、思わず夫婦で笑ってしまった。

グレーのほうがかっこよかったのだ。

夫婦で「グレーいいね」と確認しあった。

 

これで、ブルーと革の夢は、「いい夢」となるはずだった。

しかし、心は逆のほうへ向かっていた。

「もうどっちでもいい」という気持ちになったのだ。

 

結局、ここまで考えて、もし替えないと、後悔は残る。

それは間違いない。

 

だから、契約した。

 

 

絶対に買い換えるべき理由はなかったにもかかわらず、契約したあと、気分は妙にすっきりしている。

内装についてあれこれ悩むこともなくなった。

ブルーも白のシートもベストではないが、今のグレー13Sとは違う何かをもたらしてくれるだろう。

 

あとは一ヶ月ほど、このグレーとしっかり向き合いたいと思っている。

 

 

 

追記

インスタにも車の写真載せよう。(5月より)

http://instagram.com/remyork

5月下旬には新車が来る。

 

ディープブルーのホイールも黒に塗りました。
http://kuluma.jp/archives/99

 

ところで、ステアリングを赤ステッチとセンター入りのに替えてから本当に愛着が湧きました。


KENSTYLE(ケンスタイル)オリジナルステアリング マツダ デミオ(DJ系)タイプ4 2014/9~2016/10 ブラックレザー/レッドライン(レッドステッチ) オールナッパレザー

こちらも安いのに有り難い。いずれもディーラーにて取り付けてもらいました。

 

 

デミオ360度VR動画 iPhoneのYoutubeアプリなどで

 


https://www.youtube.com/watch?v=S1pjn3KAX3I&t=2s
本当に後悔のない買い物。ありがとう。

ニューモデル速報 第500弾 デミオのすべて

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6 thoughts on “DJデミオ、買って半年で新車に買い換えた。

  1. アクセラで乗ってましたが、似合わないことはありませんwデミオのディプクリブルはエグいですね。
    ただしデミオにしては少し大人な色なので、よりシックに仕上げて下さい。冒頭のメテオグレはかっこよすぎるので、期待しておりまする。

  2.  僕は、クリーンディーゼルに魅了されディーゼルを買うはずが、試乗して1.3S Lパッケージに決め、カラーはソウルレッドと思っていたが、値段が割高になるというケチな領分で、アルミニュームメタリックに決めたものの、デーラーで契約中にやってきたメディアグレーを見て、メディアグレーに急遽変更しました。
     妻もメディアグレーを気に入っていくれいますが、埃が非常に目立つことですね。

    1. これを書いたときはディープブルーにしたいと思い、今も気に入ってますが、メテオグレーの写真を見るとメテオもやっぱりいいなと思います!

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