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ビートルズ 『Two Of Us』 歌詞直訳 ポールの相手はジョンがリンダか。

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1970年発表の「トゥ・オブ・アス」。アルバム「レット・イット・ビー」のオープニング・ソングとして印象深い。

まずは意訳せず、そのままの直訳から。

どこかへ乗っていく私たち二人

誰かが必死に稼いだお金を使って

日曜日に着くことのないドライブをする君と僕

僕らの家に戻る道で

僕らは家に帰る

家に帰るのだ

 

ポストカードを送る僕ら二人

手紙を書いて

僕の壁に(貼る)

マッチを燃やす僕と君

ラッチ(ジッポやライターの上蓋の部分)をあげて

家に帰る途中で

僕と君には思い出がある

目の前に伸びる道よりも長く

レインコートを着る僕ら二人

低く立ちながら

太陽の陽の中で

どこにも辿りつかない紙を追う君と僕

ーーーー

という感じで、そのまま訳すとよくわからないけれど、かといって意訳で大きく変わるわけでもない。

ミステリーを多く残している歌詞です。

 二人が恋人だとして、さほどロマンチックでもない。

となると、二人は解散近い時期のジョンとポールなのか。

その場合、ビートルズという旅路を終えて、再び故郷にいたときのような親友になる。

そんなメッセージが見えてきます。

このアルバムは、そんな旅路の途中なんだと。

二人には二人にしかわからない思い出がある。そんな感じでしょうか。

深読みしすぎでしょうか。

実際は、正解でもあり、不正確。

たとえば、紙を追っているのはAppleとのビジネスの問題で契約書だとかなんだとかを暗示。

「思い出」の部分はジョンとの思い出と捉えることもやはりできる。

でも、大半は妻リンダとの穏やかな休日を表現しているようです。

当時、リンダと娘と多くの時間を過ごすために、ニューヨークからイングランドに戻ったポールとリンダ。

ドライブでロンドンを出ると、リンダは「迷子になろう!」と提案する。

それは、彼女が子どものころに父親とよくやっていた遊びだった。

それで、どの標識も無視して走り続ける。

Two of us riding nowhere  どこでもないどこかへ 迷子になって私たちは往く

ポールは一本の木のある駐車場にクルマを停めて、詞を書き出した。

リンダと愛犬マーサは父親の邪魔をしないようにクルマから出た。

ポールがポストカードについて書いたのは、ポールとリンダがポストカードで何度も手紙を交換していたから。

「僕と君との思い出」は、リンダとの思い出であり、もしかしたらジョンとの思い出なのかもしれない。

ジョンいわく、そのころは誰もが革命の歌をうたっていたという。

そんなときにポールが書いた愛の歌、と捉えることもできる。

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