ブロードウェイの劇場名であり、ウェストサイドストーリーの作詞家であるソンドハイムという人
ABCが作詞作曲家スティーブン・ソンドハイム(80)について記事にしています。
あの「ウェストサイドストーリー」の詞を書いた人です。
あんなに愛されているミュージカルなのに、彼にとってはあの劇中の歌詞を思い出したり、聴いたりするのは恥ずかしくてできないそうです。
27歳、最初の作詞作品なので恥ずかしいのでしょう。
劇「ウェストサイドストーリー」は1957年のワシントンが初演。1961年に映画化されました。
ウェストサイドという場所は裕福なアッパーウェスト(ソンドハイムが生まれ育った場所)ではなく、下のほうの西の方。
昔、プエルトリコ移民が多く住んでいて、映画ではポーランド移民の若者との抗争劇になっています。
ところで、2010年はニューヨークのヘンリー・ミラーシアターが彼の名前を冠して「スティーブン・ソンドハイム・シアター」になりました。
彼はソンドハイムという名前が好きじゃないらしく、劇場名になるなんて恥ずかしくて仕方ないそうです。
ソンドハイムというのはおそらくユダヤ系の名前です。彼はドイツ系ユダヤ人の移民の子孫。
移民の子は名前が他の白人系と違うのを嫌がることが多く、改名する人も多いと聞きます。
ちなみに、ウェストサイドストーリーの作曲したレナード・バーンスタインはウクライナ系ユダヤ人移民です。
他に彼がブロードウェイで作詞した有名な曲は
“Sweeney Todd”(「スウィーニー・トッド」グラミー賞)
“A Funny Thing Happened on the Way to the Forum”(「ローマで起こった奇妙な出来事」最初の作詞・作曲作品)
“Into the Woods”(イントゥ・ザ・ウッズ)
“Company”(カンパニー)
“Sunday in the Park with George”(「ジョージの恋人」ピューリッツアー賞)
“Follies”(フォリーズ)
8つのトニー賞、2つのグラミー賞を獲り、オスカーもピューリッツアーも受賞している人です。
夜11時35分のナイトラインで彼のインタビューが放送されます。ちょうど今ごろです。
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