ノイエ・ギャラリーでウィーン世紀末展 クリムト絵画から見えるもの
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ニューヨーク、ノイエ・ギャラリーで、クリムトの絵画3点に出会うことができます。
グスタフ・クリムトは1900年ごろにウィーンで活躍した画家。
当時のウィーンはヨーロッパの中でも繁栄を極めつつ、その繁栄の終わりを市民が予感がしていたという時代。
商業的に成功したユダヤ人が、同じユダヤ人であるクリムトに肖像画を発注していました。
当時、ハプスブルグ家の巨大な帝国の首都だったウィーンですが、第一次世界大戦で敗北。帝国は分割され、オーストリアはほぼ今の大きさに縮小し、ウィーンの繁栄は終わります。
しかも、ナチスによって富裕層のユダヤ人は追われてしまいます。
クリムトが描いた女性たちは、夢や幻のようだったかつての一時代を記録したものになっています。
「Vienna 1900: Style and Identity」
6月27日まで
ノイエ・ギャラリー
Neue Galerie, 1048 Fifth Avenue, at 86th Street.
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