「海に浮かぶ独立国家を作る」国際領域を使った驚くべき案が進行中
ペイパルの創業者が、タヒチ近くに「法律や政治から解放されたフローティングシティ」を作るという。
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-5077575/The-world-s-floating-city-set-2020-build.html
Peter Thielが起ち上げたこの驚くべきプランは、2020年までに完成するもので、各国の法律が及ばない国際領域に作る。
最初はホテルやレストラン、家、事務所がいくつか集まった小さいものだが、2050年までには「シティ」にしたいと意気込む。
テーマは、
‘liberate humanity from politicians’
政治家からの人間性の解放
だ。
驚くのは、言い換えれば「独自の法律で独立国家を作る」ことになること。
果たして、こんな誰も考えなかったことが実現可能なのだろうか。
Seasteading Instituteの社長Joe Quirkの最近のインタビューによると、2050年までに1000以上もの浮遊シティが誕生し、それぞれが独自の支配権を持つという。
当然、お金を持つ人がそれぞれを「買う」ことになるが、その中はどの国にも属さず、裁き方も税金も自由になるということだろうか。
はじめはフレンチ・ポリネシアン政府が主導で、新たな貿易ルールを「新国家」のために作るという。
Seasteading(シースティーディング)と呼ばれるこの浮遊国家構想は、2011年のバーニングマンで思いついたものだという。
毎年7万人を魅惑するこのイベントにおいて、新しい社会の構想が浮かんだ。
そこには、ダイバーシティという言葉のテーマも見えてくる。多様性の国家、多様性の人種。
The Seasteading Instituteは2008年にペイパル創業者Thielと、エコノミック・セオリストのPatri Friedmanで起ち上げられ、5年間に及ぶデザイン、構想の期間が設けられたという。バーニングマンのあと、2012年にJoe Quirkが参加した。
彼が考えたのは、「いかにして浮遊国家が数々の諸問題を解決するか」だった。
貧困と資産家の格差や環境問題、医療や政治にとらわれない自由。
最初のステップは、8つのモラルとなるシティの構築だ。
いずれにしろ、やることが斬新かつ実現可能ということで、注目に値するニュースであることは間違いない。
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