ダーウィン最後の実験
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あのダーウィンが最後にした実験の記録が、この時代になって蘇った。
公開された写真には、フランス人男性がさまざまな表情をしていて、なにか針のようなものを顔にあてられている。
この針のようなものから流れているのは、電気。
被験者は、電気が流される部位によって、悲しみの表情や苦しみ、喜びの表情をする。
写真自体はフランスの神経学者Duchenne de Boulogneが撮影したもので、これを気に入ったダーウィンは、家にやってくるゲストにこの写真を見せていたという。
ダーウィンが知りたかったのは、人種や歴史、時代などを超えて、ユニバーサルな感情「universal core emotions」が存在するのかどうかということ。
実験はケンブリッジ大学が続けていて、人が写真を見たときにその顔が苦しみなのか、喜びなのかなどを質問する。
上の写真の場合は、ダーウィンの時代だと恐怖(terror)。
今の時代の人が見ても、恐れ(fearful)/驚きと恐怖(surprise and horror)と解釈するという。
ダーウィンに夕食に招かれたある男性が、夕食のあとにその写真が出てきて驚いたと書かれた手紙があり、その実験の存在は知られていたが、これは確かに怖い…。
ケンブリッジ大学は18000人にこの実験をしたという。
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