「糖分を摂りすぎると脳が萎縮する」 最新研究発表

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http://abcnews.go.com/blogs/health/2012/09/04/high-blood-sugar-levels-linked-to-brain-shrinkage/

 

オーストラリアの研究機関が、高血糖は脳を萎縮させるという衝撃的な報告を行った。

250人の非糖尿病の男性と女性を対象とした研究で、高血糖の人は記憶と感情処理に使う脳領域が縮小している傾向にあった。

喫煙や体重などのライフスタイル要因をコントロールした後でも結果は同じだった。

 

この結果は、正常血糖値と糖尿病の定義を再構築するのに役立つと言われている。

研究を行ったのはオーストラリア国立大学ニューロイメージング・アンド・ブレインラボ。ディレクターはDr. Nicolas Cherbuin。

 

この結果はつまり、認知症と高血糖の関係を示唆している。

血糖値を正常に保つことで、認知症の進行を抑えたり、防いだりすることができるかもしれない。

 

正確な理由はまだわかっていない。

考えられるのは、血糖による炎症反応か、血糖により血栓のリスクが高まり、血液がドロドロになるため。

 

米国の神経学の教授であるスコットターナーは、米国糖尿病学会の野菜中心の食事療法を勧めている。

 

日本では血糖について意見が対立

 

血糖値を上げるものは、お米、パン、麺類などの炭水化物。そして、甘いジュースなどだ。

戦後、糖尿病が増えた理由についてさまざまな研究が行われたが、肉や脂質などの関連性は見つからず、最後にわかったのが、炭水化物摂取量の増加だった。

しかし、日本の糖尿病学会は以前としてカロリー制限の食事療法(高糖質食)を推奨し、若手医師らがそれに反して糖分を抑える低糖食の療法(糖質制限食)を推薦している。

議論の推移を見る限り、糖質制限食が優位で、今後は糖分をおさえる食事が一般でも推奨されるかもしれない。

 

今回の脳萎縮とのリンクの結果は、糖質制限派の後押しになる。

 

 

 

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