私は三ツ目じゃない。

スウェーデンの小学校の記念すべき卒業アルバムに映った少女の額に、第三の目。

2週間前、このアルバムが完成して、この少女チルダの同級生は大笑いした。

地元ニュースサイトにも掲載された。

しかし、落ち着いて考えてみると、どうして記念アルバムでこんなことになってしまったのか、チルダは怒りがこみあげてきた。

撮影した会社は家族からの訴えを聞いて、原因を調べた。

最初は、チルダが目を閉じていたために、修正をしたときのミスではないかと思った。

そこでオリジナル写真を見てみた。

しかし、その写真では全員が目を開いていたという。

会社はチルダに1500クローナ（140ポンド）を支払い、修正版のアルバムを送る予定。

フィルム時代には、現像した写真に「腕がない」といったミスはあった。

しかし、デジタルカメラの現在では、修正しない限り三ツ目は誕生しないはず。

オペレーターの誰かがいたずらしたのか。

真相は未だ解明されていない。