息子を産むことを決心させた3Dスキャン映像

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http://www.dailymail.co.uk/news/article-2262242/Mother-took-heartbreaking-decision-severely-disabled-baby-aborted-seeing-smile-3D-scan-picture.html

 

 

 

お腹の子どもに脳がないことがわかっていても、3Dのスキャン動画を見たとき、妊婦のカティア・ロウは産むことを決心した。

 

イギリス、シャロップシャー州のカティア・ロウ(26)とボーイフレンドのシェーンは、当然、妊婦生活で出産を楽しみにしていた。結婚式では子どもと一緒にバージンロードを歩けるかもしれないとも期待していた。

3ヶ月目の最初のスキャン映像にも感動し、お腹の子への愛情も生まれた。

しかし、20週目のスキャンで、胎児の重度障害が明らかになった。

 

医師によると、胎児の脳は正常に形成されず、それによって多くの機能が失われるということだった。

歩くことも、話すこともできない。24時間の介護も必要になる。

 

そのため、二人には24週目までの中絶が提案された。

 

 

しかし、夫婦には決断の前にリアルタイムで動いている胎児を見ることのできる3Dスキャンのチャンスを与えられた。

その映像が、彼女に「出産」という選択肢を選ばせた。

 

オレンジの色をした映像には、ルシアンと名付けられた息子が、元気に動く様子が映っていた。

うっすらと笑みを浮かべ、手脚を元気に動かしている。

二人には、他の胎児となんら変わらない愛しい我が子にしか見えなかった。

 

カティアは、人生をルシアンに捧げることを決めた。

障害についてもしっかり調べ、介護の準備もした。

 

そして出産。「人生で一番幸せな瞬間」を迎えた。

彼女は腕で息子を抱き、ルシアンが「完璧に見えた」という。

 

ルシアンは9時間後に死亡した。

実は、出産までの最後の9週間、ルシアンは羊水を飲み込むことが上手くできなかった。

そのため、カティアは羊水を排出する処置を受けていた。

ルシアンは子宮の中で亡くなる可能性も十分あった。

 

当然、カティアは出産までにルシアンが亡くなることを覚悟していた。

だからこそ、息子を腕に抱けたこと自体に感動し、愛と喜びを感じた。そのわずかな生命の時間である9時間に、価値があると感じという。

 

 

 

 

 

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