2010年、イギリスのナショナル・トラストに謎の肖像画が寄贈された。
絵の日付は1635年。ダチョウの羽で飾られた帽子と黒いビロードのマント。
描かれている人物は明らかにレンブラントなので、模倣品かと予想された。
しかし、一応、レンブラントの専門家であるエルンスト・ファン・デ・ウェタリングによって分析が行われた。
すると、この絵がレンブラント自身の自画像であることが明らかになった。
価値としては、3000万…。
なぜこんな価値ある作品が寄付されたのか。
ナショナル・トラストのキュレーターによると、数十年間であればこの作品は、彼のスタジオの誰かが描いたものと断定されたという。
しかし、X線分析と新たに発見された証拠が著しく、レンブラント自身であった可能性が増大したらしい。
一応、キャンバスの年輪で年代測定をしたり、絵の下絵部分の分析をしたりといった作業も残されている。
ちなみに、ナショナル・トラストがこの絵を販売することはできない。
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