10年間、7回流産した夫婦に「奇跡の赤ちゃん」誕生。
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サミュエル、ナサニエル、エマニュエル、ルーベン、ガブリエル、ローズとマチルダ。
この10年間でシルズ夫妻が授かり、失った命の名だ。
英ノースヨークシャーに住むクリス・シルズとサラ。
死産と流産を繰り返した夫妻だが再び妊娠。
最後の望みとして子宮頸にステッチを施し、流産を防ぐという方法がとられた。
お腹の子どもにはメイベルと名付けた。
そして、早すぎる破水を防ぐために、病院のベッドで慎重に過ごす日々を乗り越え、25週で4月に帝王切開。
通常よりも3ヶ月早い出産だった。
無事産まれたことも奇跡だが、その後の3ヶ月を乗り越えられるかどうかにも、奇跡が必要だった。
そして今、6月。病院の処置により大切に育てられたメイベルちゃんは、写真のように問題なく成長している。
夫妻は、「メイベルのことは虹の赤ちゃんと呼んでいます。困難な嵐を乗り越えたので。彼女は間違いなくミラクルです」
10年間、妊娠を繰り返した彼女だが、子どもたちは皆、24週まで生きていたという。
普通ならあきらめてしまうところだが、大家族を夢見た夫妻にとって(一人の息子と二人の娘がいる)、あきらめることはできなかった。
子宮頸部を強化するためにつけたものは、英語名でa cervical stitch(頸椎スティッチ)と呼ぶらしい。
今後は彼女の誕生日に、亡くなった子どもたちのろうそくも灯す予定だという。
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