Macworld.comによると、フィフス・ジェネレーションのiPod touchは、前世代機よりも速く、なかなかFineらしい。
まず、長さが4Gの4.4インチに比べて長くなり、4.86インチになった。
そして、iPhone5のように薄く0.24インチで、驚くほど軽い。
体感的には、4Gモデルより半分くらい軽くなった感じらしい。
ボリュームボタンは音楽でよく使えるように、細長く、押しやすくなっている。
5Cのようだ。
ライトニングコネクタは裏表がないので、暗闇でも間違うことがない。
ピンクやブルー、ブラックモデルなど、色を選べるようになったのも嬉しい。
プロセッサはA4からデュアルコアA5に。起動は32秒から21秒になった。
ディスプレイは明るくなり、「青さ」がなくなった。
と、レビューでは新しいiPod touchは高評価。
写真は撮れるし、ビデオも撮れる。
iPhoneの電話機能なしデバイスとして、なかなかの出来だ。
しかし、個人的にはこのiPod touchシリーズは、なんとなく受け入れがたい。
どうしても、「音楽再生専用」だったころのiPodが懐かしい。
MP3が世の中に出始めたころは、リッピングを2回する必要があった。
それでも楽しかった。
作成したMP3はPCで聴くだけだったが、SONICblueがRio800(600)というモバイルプレーヤを出したので、アルバムを持ち歩けるようになった。
容量はたったの128メガバイトなので、アルバムは2枚分。
それでも、楕円のモノクロディスプレイに曲名(アルバム名だけだったかもしれない)が出ると嬉しいし、せっせとその日の朝に曲を入れ替えて会社に出かけたものだった。
そしてiPodが出た。
クルクル回るジョグダイヤルが魅力的で、大好きなRioは使わなくなった。
街でiPodを持っている人は、ただ「音楽を聴いている人」だった。
実に気持ちがいい。
音楽を愛している。
そんな雰囲気が伝わってきた。
次にiPhoneが登場し、iPod touchが出てきた。
私は携帯は別のスマートフォンで、iPod touchをWifiで使っていた。
最初は興奮したが、やがて「iPhoneの電話がない版」になった。
16GBなので、音楽と映画を入れるとパンパンだった。
iPhoneより薄く、軽く、重厚感がないので、iPhoneに憧れた。
背面が黒なのがうらやましかった。
そのうち、iPod touchとスマホとイーモバを持ち歩くのに嫌気がさし、iPhone一つを持ち歩くことに決めた。
今はとにかくiメッセージが使いやすい。
音楽は、ほぼ入れていない。
そもそも16GBだ。
iTunesで購入したものはいつでもダウンロードできるので、安心感がある。
本当に今聴きたいアルバム一つだけ、iPhoneには入っている。
バックアップはiCloudなので、PCにはほとんど繋ぐことがなく、音楽同期もしない。
iPhoneで音楽は聴くが、iPhoneを持っているから音楽を愛しているとは限らない。
ラジオを聴いているかもしれない。
普段、街で「音楽を聴く」というスタイルは、昔は多く見られるものだった。
MDプレーヤもしくはCDプレーヤを持ち歩くこと。
その次の時代に、iPodを持ち歩くこと。
クールな気分がそこにはあった。
この気持ちよさが、iPhoneにもiPod touchにも、ない。
その雰囲気を残しているのは、なぜか「Classic」と名付けられた、これだ。
160GBもある。
ビデオは観れるけど、観れたもんじゃない。
まさに音楽再生専用。
マット感あるさわり心地もいい。
クルクルジョグ感も初期iPodとは違うが残っている。
これを手に街を歩けば、あなたは音楽好きな人だ。
しかし、数年前の機器なのに24,800円。
ぜひ、Appleには音楽だけ聴けるiPod(小さくないやつ)を160GBで1万2000円くらいで発売してほしい。
ソニーのWalkmanは32GBで37,500円と話にならないので。
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