ブルゴーニュ南部シャルドネ種白ワイン シャトー・プイイ
先週、工藤夕貴の日本酒のもろみ作りがあった。
毎年この季節になると、酵母の甘い香りが酒造で嗅ぎ放題になる。
家に帰ると、当然日本酒ばかり。
彼女のお酒の場合、彼女の畑で無農薬で育てたこしひかり100パーセントなので、産地が相当はっきりしている。
さらに、水も富士山の伏流水で、お酒にとってはメリットしかない。
不思議なことも多く、酒用のお米ではないので水を吸わないはずが、お酒用と同じように吸うし、発酵のスピードが早い。
毎年味が違うので、それを楽しめるのも粋だ。
ワインの場合、産地と種で楽しむのが一般的だが、自分としては白を買うときにソーヴィニヨン・ブランという種の名前を覚えているくらいだ。
主にボルドーで作られているらしいが、その土地までこだわる人は少ないはず。
いつもたいてい、飲んでおいしいかどうか。で評価する。
しかし、このサンチログはその「おいしいかどうか」で判断するやり方を否定したい(あくまで個人的な話だ)。
どの産地のどのブドウ種で造ると、こういう味になる。というのを知りたいのだ。
そこで、シャトー・プイイ(Chateau Pouilly)という白ワインを紹介したい。
このワインは、パリの南西部方面にあるブルゴーニュ地方で作られる。
場所はブルゴーニュのさらに南方で、そこに小さなお城シャトー・プイイがある。
村の名前はプイイ・フュイッセで、ローマ時代からワイン造りの歴史がある。
主にシャルドネ種が栽培され、白ワイン産地としてはボルドーやブルゴーニュ北部をしのぐレベルらしい。
シャトー・プイイは1551年に城のまわりに造られたブドウ畑で今も栽培されている。
純粋なシャルドネ種だ。
話の途中だが、飲んだことはない。
飲んだとしても、覚えていない。
2005年からワインは2種類になり、昔からの伝統を守る「1551」と「グラン・キュヴェ」。
1年間樽で発酵させるが、貯蔵から販売まですべてシャトーにて行われている。
味はスムーステイストの辛口らしい。
このワインが日本で販売されているかネットで調べたところ、シャトー・フュイッセしか出てこなかった。
はたしてお店で手に入るのかどうか。
ディジョンとリヨンの間、マコンというエリアにある。
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