ポリフェノール長寿説に科学的根拠なし

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http://www.dailymail.co.uk/health/article-2626655/Chocolate-red-wine-WONT-extend-life-Study-reveals-antioxidant-no-substantial-influence-longevity.html
http://www.dailymail.co.uk/health/article-2626655/Chocolate-red-wine-WONT-extend-life-Study-reveals-antioxidant-no-substantial-influence-longevity.html

 

赤ワインとチョコレートは長寿と関係があるというのは前々から囁かれていたが、その根拠となるのはレスベラトロール(ポリフェノール)という成分だった。

この成分は、抗酸化、抗老化という特性があると言われている。

 

しかし、今回、大規模な調査が行われた結果、この赤ワインとチョコレートの長寿説には、何の根拠もないことが判明してしまったようだ。

記事によると、従来から言われていた炎症、がん、心臓病などの心臓疾患、長寿に、大きな影響は与えない(no ‘substantial influence’)らしい。

 

以前は、高脂肪の食事を与えたマウスにポリフェノールを与えることで、寿命が長くなるという研究結果が出ていた。

実際、フランス人は高脂肪の食事を摂るのにもかかわらず、長寿の傾向があり、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれている。

 

今回、その謎を解明するために、イタリアのキャンティ・ワイン生産地において調査が行われた。

時期は1998年から2009年。

最初にボランティアの尿中のレスベラトロールの量を測定。

心臓疾患のなかった639名のうち、最後は4人に1人の174人が心臓の問題を抱え、がんと関係のなかった734名のうち、34名ががんになった。

 

研究はレスベラトロールの量を4つに分けて、それぞれ比較したが、死亡率に変化はなかった。

 

レスベラトロールの研究費に投資している財団も多く、この研究結果はそれに大きな影響を与えそうだ。

 

 

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