中国に引き続きイギリスでも鶏肉問題発生。最大手スーパーの鶏肉で。
中国の鶏肉問題が起き上がると同時に、なぜかイギリスでもまったく同様の事態が発生している。
イギリスで問題になっている精肉業者は、業界大手の二つの会社the 2 Sisters Food Group とFaccenda。
これらが鶏肉を汚染水で洗浄し、床に落ちたものを使っているという噂になっている。
しかも、この肉を使っているのが、イギリスの大手スーパー、テスコやセインズベリー、マークス&スペンサーだというから凄い。
日本のマクドナルドどころじゃない。
内部告発者によって明らかになったこの問題で、現在緊急調査が行われている模様。
スーパーマーケットは鶏肉の安全性についてはすでに失敗していて、bug campylobacter(カンピロバクター)というバクテリアによって毎年100人が食中毒で命を落としている。
生の鶏肉に寄生するものだ。
これが鶏肉工場の怠慢によるものだったとしたら、大問題。
実は、新鮮な鶏肉でも生肉の3分の2にすでにバクテリアがいるようなので、そのあとの加工でいかに処理するかが問題になる。
もし問題意識がなければ、バクテリアはひろがるだけだ。
内部告発者による告発内容はガーディアンに掲載された。
Chickens that fell off the production line and on to the floor at two factories run by 2 Sisters were routinely put back into the food chain;
2 Sistersの二つの工場では、生産ラインから落ち、床に落ちた鶏肉が使われる。
Mechanical failures meant material at risk of being contaminated – feathers, guts and offal – would be left to pile up for hours while production continued at a 2 Sisters factory in Wales;
ウェールズの2sistersの工場では、汚染されたリスクのある機械的に失敗した肉(羽根、内臓)は生産中、何時間も同じ場所に積み上げられている。
A chicken catcher at a factory farm run by Faccenda claimed biosecurity rules designed to stop the spread of campylobacter were routinely ignored.
Faccendaの工場では、カンピロバクターの広がりをおさえるデザインが日常的に無視されている。
イギリス人にとって鶏肉は食のメイン。
そして、三つのスーパーはイギリスのスーパーのメイン。
すべてが真実であれば、最悪の食物加工テロだ。
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