自閉症と母親の肥満に関係あり? 米「小児科ジャーナル」リポート
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ABCが自閉症と肥満妊娠に関係があるかもしれないという記事を掲載している。
アメリカでは88人に一人の割合で発症する自閉症。
記事によると、カルフォルニア州で自閉症や発達が遅れている子ども1000人を対象に調査が行われた。
すると、肥満や糖尿病の母親から生まれた子どもの自閉症発症率は、60パーセントも高くなるという結果が出た。
9日「the journal Pediatrics」に発表されたレポートによると、自閉症と関連性があると疑われているのは、肥満、高血圧、糖尿病。ちなみに、妊娠可能年齢の米国人の間で、肥満や糖尿病を持っている率はそれぞれ34パーセントと8.7パーセント。
著者らは、「今回の発見は子どもの発達問題と母親の状態に関連性がある可能性があるため、国民の健康に重大なかかわりがあるかもれない」と語っているようだ。
アメリカでは米国成人に肥満が増えつつあるという。
また、別の教授の意見も載せられていて、「それらがリンクされているというのは難しい」(カリフォルニア大学デービス校の公衆衛生科学の教授)と述べている。
しかし、別の助教授は「肥満はパブリックヘルスの大きな問題であり、自閉症と発達障害との関係はその一部でしかない」と、肥満自体のリスクはもっと大きいと語った。
自閉症には遺伝的要素やさまざまな環境の影響や相互作用によって出現すると考えられている。
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