アメリカで夢遊病の人は、850万人もいるーー。
スタンフォード大の研究で、夜行性(nocturnal habits)の大人16000人にインタビューした。彼らのうち、3.6パーセントが前年に複数回夢遊病の経験があり、1パーセントが月に2つ以上の夢遊病を経験している。
アメリカの人口は3億1470万人なので、3.6パーセントは1100万人、1パーセントが314万人。850万人という数値の詳しい詳細は記事ではわからないが、14日にJournal Neurology誌で発表された。
研究者にとっては、このパーセンテージは驚きだったという。
今までの研究では、子どもの夢遊病はある程度一般的だと言えるものだったが、大人でこれほどまで夢遊病の割合が高いという結果はなかった。
これは、アメリカの夢遊病者数を推測することができる30年ぶりの研究だという。
夢遊病は誰にでも起きる可能性があるという。
エモリー大学のデビッド・シュルマン博士によると、夢遊病は睡眠と不眠の間で起こり、脳の一部は誰でも常に起きている状態だという。
脳が一部起きているということは、誰でも普段しないような行動をすることができるらしい。
別の研究では、夢遊病を起こす人の傾向も明らかになっている。
毎晩の睡眠が7時間以下の人は夢遊病の傾向があり、睡眠時無呼吸の人は可能性が3.9倍になる。
うつ病の人は3.5倍。
また、研究者は、夢遊病は家族の問題の可能性もあると見ている。
夢遊病者の研究で、参加者の3分の1が、家族にも夢遊病の人がいることがわかったという。
今までの研究では、夢遊病の記憶に頼り、実際に睡眠中の人々を観察しなかったため、夢遊病患者の数は過小評価されていたようだ。
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