Googleは悪気があるわけではないが、EUのデータウォッチドッグから、ユーザーのプライバシーを守るよう圧力をかけられている。
しかし、その訴えが提議されてから48時間後、そんな問題も吹っ飛ぶような新テクノロジーを発表した。
グーグルグラスだ。
25日のCNNの記事によると、このメガネは自動的にすべての写真を撮るので、使っている間のユーザーの行動がすべて記録されるという。
ウォッチドッグが懸念していたのは、広告検索によるユーザーの趣向をグーグルがデータとして活用していることだが、このグラスのデータをグーグルが管理することとなれば、それ以上の脅威を持つプライバシーデータとなる。
しかし、ウェアラブル・コンピュータは進化をし続けていて、ユーザーの行動のフィードバックによってもたらされる恩恵も大きい。
Fitbitのようなデバイスは、医療業界に革命を起こし始めているという。
グーグルグラスの場合は、事前に設定された間隔で、写真を撮る自動撮影モードになる。
たとえば5秒ごとに設定すると、その都度データはグーグルに送られ、それに適した広告データや情報が送り返される。
グーグルはその広告で数十億ドルの利益を得るのだ。
行動がすべて監視され、のぞき見されるのも気持ち悪いが、もう一つ、カメラ機能の問題もある。
スマフォでは撮影時に音が出るように設定されているが、グーグルグラスではどうなのか。
たとえ音が出るように設定されているとしても、夏のビーチにグーグルグラスをかけている人は要注意となる。
また、なによりも懸念されるのは、そういった問題があっても、使いたい人々が大勢いるほど、魅力的なデバイスだということだ。
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