アルファロメオ・ジュリアはアメリカで2016年に発売か。

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アメリカでは2017年に発売かと噂されていたアルファロメオ・ジュリア(Giulia Quadrifoglio)。

それが、2016年の春夏にセールされると報道されている。

北米再進出という大きなステップだけに、フィアットグループの力の入れようも感じられる。

 

ジュリアはミラノで24日に発表された後輪駆動スポーツセダンだが、これは新しいアルファブランドの始まり。

ライバルはBMW M3Mercedes C63 AMGらしいが、流行にあわせて水平基調にした目線が少し悲しい。

セールス的に大問題だったミトやジュリエッタは、買わなかったその他大勢にファンがいっぱいいるはずだ。

あのウルトラマンのような目の個性は、楽しい。

 

ジュリア

 

ジュリアがどうしてこんなデザインになったのかというと、理由がある。

新プラットフォーム開発プロジェクトは極秘だったが、フィアットグループのスポーツカー部門ともいえるマセラティを中心にフェラーリ、フィアット(すべてフィアットグループ)から集められたという。

つまり、アルファの技術を使わず、まったくゼロから作ったのだ。

アルファロメオの元々の開発チームは、はたしてどれほど関わっていたのだろうか。

 

新プラットフォームのプロジェクト名はジョルジオ。

これはジュリアのためだけに開発されたわけではない。

今後のアルファブランドの大展開の基礎となり、四輪駆動SUVにも化けると言われている。

これはアルファを大型車プレミアムブランドにする戦略の一環で、ジュリエッタは次期型があるが、コンパクトのミトはなくなるという。

 

Quadrifoglio(クアドリフォリオ)という名前の意味はよつ葉で、

かつてレーサーが安全祈願のためにノーズにつけたデザインが元。

フラッグシップにはこの名前がつけられる。

エンジンは最高モデルがギブリで使われているツインターボチャージド3.0リッタークアトロポルテ。

これが500馬力超えだ。

軽量化も努力していて、ルーフ、フードのカーボン化で3000ポンド減らしている。

 

今は全世界で7万台しか売れてないアルファロメオだが、2018年までに40万台にするのが目標。

成功すれば、アルファのイメージは数年後、大きく変わっているはずだ。

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