グーグルCEO、 J.キャメロンらが小惑星の資源を独占する

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上のニュース映像を見てみてほしい。
小惑星が、籠のようなものに吸収されていくアニメーションだ。

 

これは、Planetary Resources, Inc.(惑星資源株式会社)が作ったもの。
何を表しているのかといえば、小惑星の採掘だ。

 

実は、ジェームズ・キャメロンが映画「アバター」で、惑星パンドラにおける希少メタルの採掘を描いたが、キャメロンがこれを現実にしようとしているという噂が流れた。

 

そして実際、Planetary Resources, Inc.という会社が存在し、活動が始まったことが明らかになり、24日、ABCNewsが設立者のエリック・アンダーソンにインタビューした。

 

この会社が宇宙に存在する資源として注目しているのは、水とプラチナやパラディウムのような希少メタル。

水は木星軌道の小惑星に存在すると噂されている。

 

NASAもロシアもこの会社の「夢」には反対しているというが、この会社を支えているのは、グーグルのCEOラリー・ペイジ、エグゼグティブ・チェアマンのエリック・シュミット、マイクロソフト・オフィスを作ったチャールズ・シモニー、そしてジェームズ・キャメロンというビリオネアたち。

 

採掘の方法は、小惑星の表面などを宇宙空間で削り取って、それを地球に持ち帰るというもの。
地球の近くには1500もの小惑星があり、重力も小さいので月よりも着陸が簡単だという。

また、地球と交差する小惑星は、月へ行くほどの速度変更を必要とせず、到達するのも簡単らしい。

 

しかし、NASAは今月、500トンの小惑星を拿捕するなどした場合、2600億ドルにもなるとして、小惑星の資源ビジネスが利益を出すのは難しいとした。

元々、小惑星の資源がビジネスになるという話はあり、小惑星の軌道を変えて、月や地球のまわりを周回させるというアイディアがあった。

 

おそらく、新会社は宇宙で採掘した資源を地球に持ち帰るだけでなく、NASAなどに供給し、NASAがコスト削減によってさらなる宇宙探索ができるようにするビジネスモデルも考えているようだ。

 

しかし、まずは惑星を見つけることを目的としたテレスコープ(望遠鏡)を地球の軌道に周回させるのが仕事。

打ち上げには民間の宇宙船、もしくはロシアの衛星などと一緒に飛ばし、高価なロケットブースター代をシェアすることが必要となってくる。

記事によると、打ち上げは2年と18ヶ月後を予定している。

 

採掘はこんな感じで。

 

 

追記

水のある惑星

 

火星と木星の間の小惑星帯にあるケレスは、多くの水を含んでいることが期待されている。

この水は水素と酸素に分解することで、水素はロケット燃料に、酸素は人間が基地や宇宙船で生活するための空気に活用できる。

NASAは探査機ドーンを打ち上げていて、2015年にこのケレスに接近する。

 

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