「スーパー火山」は数百年単位で起こるという可能性あり。
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上の画像は、6月5日のチリ、プヤフエ火山(Puyehue)の噴火の様子。
噴煙は空に広がり、真っ黒な部分と夕陽を浴びて真っ赤に染まる部分にわかれた。
この様子を見て、ABCNewsは「世界の終わり スーパー火山」の記事を掲載した。
生態系の絶滅の原因は、小惑星よりもスーパー火山(Super-volcanoes)の方が高いというのが最近の見方だ。
ただし、数千年かけてマグマを溜めると言われてきたため、直近で「世界の終わり」はこないと見られてきた。
しかし、最近の研究で、数千年という数字は修正された。
スーパー火山的噴火は、前の噴火から数百年で起こりうるーー。
研究はバンダービルト大学が行ったもので、その壊滅的な噴火は今まで何千回も起こってきたというのだ。
今までは巨大な噴火の前に、巨大なマグマプールが形成されると考えられてきた。
数千年かけて形成される巨大なマグマプールが、一気に噴火するために、それが「スーパー火山」になるというものだ。
しかし、バンダービルト大学の研究は、その説を覆した。
マグマが溜まる期間はわずか数百年。
そして、溜まったマグマは長期間とどまることが出来ず、必ず噴火する。
その灰は太陽の光を遮断し、地球は極寒となる。
例として、2億5000年前に噴火したスーパー火山は、当時の植物と動物の95パーセントを絶滅させたという。
6500年前の恐竜の絶滅も、スーパー火山によるものだったと主張する科学者もいる。
ただし、現時点で地球上に巨大マグマプールは存在しないという。
生きている間に「世界の終わり」が来ることはない。
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