ショッピング目的の海外旅行は、日本人としては下火になってきているかもしれない。
たいていのものは日本で手に入るからだ。
しかし、世界のショッピングが楽しい都市ベスト10の中になら、まだ面白い都市もあるかもしれない。
今回CNNが発表したベスト10の基準は、タクシーなどの公共移動手段の価格の手ごろさや、品質。
そして、買い物の値段の手頃さ。利用可能なブランドの有無。さらに、都市の美しさやサービスの良さ、宿泊施設の充実度。
これらを基準に第10位となったのはマドリッドだ。
カタルーニャの独立問題と失業率など、多くの問題を抱えるスペインだが、マドリッドはやっぱり楽しい。
ショッピングエリアがコンパクトでわかりやすいし、高級志向の人にも対応する。
記事でオススメされているのは、1901年にスタートした老舗CapasSeseña。
伝統的なウールのマントを販売していて、顧客にピアーズ・ブロズナンやヒラリー・クリントンがいる。
Capas Seseña,
Calle de la Cruz, 23, 28012 Madrid
+34 915 316 840
open Monday-Friday 9 a.m.-2 p.m. and 5-8:15 p.m., Saturday 10 a.m.-2 p.m. and 4-8 p.m
9位はドバイで、8位が毎日クリスマスみたいなウィーン。
正直、人気がありすぎて団体客が多いのが気になるが、一歩外れた路地にかわいいショップがあったりするのが魅力。
ラグジュアリー製品の消費量は2位らしい。
7位は高級な革製品が安価に手に入るブエノスアイレス。
6位は香港で、毎年買い物客の80パーセントが買い物に満足して帰るらしい。
5位はパリ。デパートのプランタンのビューティエリアなどは憧れだが、圧倒的センスでライフスタイルを提案するショップがやはり魅力。
Merciに並ぶ家具やグッズひとつひとつを見るのではなく、ぜひ配置やインテリア含め見てほしい。
Merci, 111, boulevard Beaumarchais, Third Arrondissement, Paris;
+33 1 42 77 00 33; open Monday-Saturday 10 a.m.-7 p.m.;
4位は巨大ショッピングモールで勝負するクアラルンプール。
3位はチューダーの外観で中はモダンなリバティ擁するロンドン。ヨーロッパの中でなんでも手に入る都市をあげるとするならば、迷わずロンドンとなる。
そして2位は東京。
記事によると、究極のショッピング体験はデパートだという。
東京のデパートに入ると、王室のような気分になれるというのだ。
伊勢丹新宿では英語、中国語、韓国語を話せるスタッフがいる。
「食通天国」のデパ地下にはマカロンと流行のベントーが共存し、上の階では高級ブランドも着物も試着できる。
また、驚くべきことに東京はアジアで4番目に安く買い物ができるらしく、キャノンのあるカメラはアジアで一番安いらしい。
紹介されている店はコムデギャルソンと伊勢丹、そしてなぜか大人のおもちゃのM’s。
1位はやっぱりニューヨーク。
正直、他の都市を圧倒している。フィフスアヴェニューは少しお金持ちになった人にはなくてはならない憧れの地だし、ゴシップガールを観た他の州の女性はヘンリ・ベンデルあたりで買い物をしたいはずだ。
地元のお金持ちとしてはアッパーイーストサイドは居心地がよく、アッパーウェストも和む。
ホリデーシーズンには何も買わなくてもセントラルパークの右下あたりをうろうろするのは当然だし、マンハッタンを出ても最近は楽しい。
そのショッピング体験とショッピング都市としての性能の凄まじさを思い出すたび、世界中のショッピングフリークはため息が出るのだ。
東京は店の中ではなんでも手に入るが、外観においてニューヨークのダイナミズムがない。
そして、世界の人が知る伝統的ショップも少ない。
ニューヨークはいわば、ショッピング都市としての伝統を100年以上も積み上げてきた経験があり、東京にはそれがないのだ。
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