ロマ人のコミュニティ開発許さず。人間バリケード3年間の戦い。
View Maash Maps in a larger map
これはロマ人とイギリス人との戦いの序章なのか。
20日、イギリスのMeridenの住民が、ロマ(Romanies、Gipsiesジプシー)の追い出しに成功した。
最後のロマは、出て行く前の最後の抵抗として、自らのキャラバンに火をつけた。
そして翌日21日の朝10時、Meridenの住民は勝利を宣言。
長い戦いだった。
1088日間、彼らは村の端にあるジプシーのキャンプ開発を防ぐため、夜通し戦ってきたのだ。
2010年の4月に発生した、ジプシーのキャンプ。
住民は彼らに立ち退きを迫り、長く困難な法廷闘争が始まった。
この悪夢の始まりは、あるジプシーが、牧草地に10万ポンドを払ったことだった。
すぐに開発が始まろうとしていたが、村はそれを止める手立てがなかった。
大型トラックが入り、開発がされようとしたとき、住民は一致団結して立ち上がり、そこに集まる。
彼らは人間のバリケードを作り、トラックを入らせないようにしたのだ。
それ以来、200人の住民が徹夜で監視し、そこを守り続けた。
村民の意思は固かった。
高齢者も参加し、寒さ、雨、嵐、洪水にもかかわらず、バリケードを守り続けたのだ。
時に住民は「差別主義者」とレッテルを貼られ、家を破壊されるという事件もあり、死を感じることも多かったらしい。
一方、ロマ人たちも牛歩戦術で対抗。
土地にキャラバンを作り、そこに住み続けた。
しかし先月、3年間の法廷闘争は終わった。
バーミンガムの高等裁判所は、週末までにジプシーらに立ち退きを命令したのだ。
この闘争、どちらが正しかったのかはわからないが、来年からロマ人を含むルーマニア人 にイギリスでの就労と居住が許可される。
イギリスにロマ人が増えるのは間違いないが、イギリス人はそれに対し、どう対処するのか。
地方の村人がジプシーを嫌いなことは、確かなようだ。
Similar Posts:
- グーグルがデータセンターの内部を公開。美しい。
- 家が風景に溶け込むということ。
- 住宅街のど真ん中に歴史的風車がある風景。
- ロンドン史上最大の考古学的発見か 数千のローマ時代の遺物が見つかる
- 『ドラキュラ教会』が人骨ごと地滑り。
- サンディ騒ぎもどこ吹く風 リンジーはウェストヴィレッジで一人ランチ。
- 北半球最低気温-71度のロシアの町は、釧路の真上。
- 蛭に覆われた18歳の少年が発見される
- 映画じゃないです。深さ300メートルの巨大洞窟。
- ノアの方舟「黒海洪水」説を裏付ける古代の海岸線発見か。