ナチス占領下のパリの幸せを撮影したカメラマンの心の傷。
Facebook http://www.facebook.com/maashjapan
ツイート
ナチスが、「占領下のフランスが幸福であることを証明せよ」とカメラマンに命じた。
命じられたアンドレ・ズッカ(Andre Zucca)が撮影した、第二次世界大戦当時のその写真が今、物議を醸している。
ファッショナブルなパリの女性がナチスの兵士とポーズをとり、卍の旗印の下で喜ぶパリジャンの姿がある。
2008年、60年以上の時を経て、これらの写真は公開された。
副市長クリストファー・ジラールはこれらの写真に耐えきれず、「吐きそうだ」とコメントした。
ズッカは戦前に成功したフォトジャーナリストであり、パリ・マッチ誌などで写真が採用されていた。
1940年6月14日、パリが陥落。翌年、ナチスのプロパガンダとして、パリの風景を撮るよう依頼された。
ジラールは「完全にコントロールされていた」と発言したが、「ナチス占領下でもパリは幸せ」という記録を残されたことは、苦難の4年間を生き抜いたパリの人々にとって屈辱のようだ。
1944年、解放にともない、ズッカは逮捕される。
彼は起訴されず、1973年までウェディングのカメラマンとして生き抜いた。
人間の幸せを撮り続けた彼に、心の傷はあったのか。
Similar Posts:
- 「スターリンの息子は脱走兵だった」 ドイツの雑誌が発表
- ヨーロッパ最貧のスラムドッグか。 スロバキアのLuník IXスラム。
- 第一次世界大戦の前線写真が一世紀ぶりに見つかる
- ハルマゲドン・パニック! ロシアで広がる噂についてロシア政府が正式見解を発表
- 1939-1940 ナチス占領下のポーランド、ユダヤ人ゲットー。
- ロンドン五輪 観客がナチスのポーズ
- 碁盤の目の街並みがそのまま山に。
- 死後明らかになった、あるナチ・ハンターの物語。
- ファンタジーな風景はビーバーが作り出す。
- この写真の中に動物が。
RT @maashjapan: ナチス占領下のパリの幸せを撮影したカメラマンの心の傷。 http://t.co/rEX3MaWx1Q
RT @maashjapan: ナチス占領下のパリの幸せを撮影したカメラマンの心の傷。 http://t.co/rEX3MaWx1Q