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モイーズ「チームの再構築に安泰なメンバーは誰一人いない」 英ガーディアン

 

http://www.theguardian.com/football/2014/jan/27/david-moyes-manchester-united-juan-mata
http://www.theguardian.com/football/2014/jan/27/david-moyes-manchester-united-juan-mata

 

英ガーディアンの記事でモイーズの「チームにセーフな人は誰もいない」と競争力をあおるような台詞がタイトルになっている。

モイーズの監督力が問われる中で、どうしても疑問符のつく台詞だ。

 

実は、さまざまな理由があるにせよ、今シーズン、モイーズ体制で試合にあまり出ていないのは香川だけではない。

ナニもバレンシアもヤングも、それほど目にする機会がない。

ファーガソン体制の香川が入る前のマンUは神のごとく、メンバーも誰もがトッププレイヤーだと感じさせるなにかがあった。

そのメンバーがことごとく試合に出ない。

チャチャリートでさえ、香川と同様、チャンスが少ない。

 

記事では、彼は自分の忍耐力も限界で、これ以上低い成績が続けば選手をクビにすると警告しているという。

「強い順位にないことに失望している。(中略)私がやっていることを正しくさせ、より良いプレイヤーを入れる。ただし、(移籍期限の)1月ではない」

とも語っている。

その通り、彼はまずまったく起用していないザハをカーディフ・シティにレンタルすることを決めた。

シーズンの終わりにはリオ・ファーディナンドを放出し、ヴィディッチは自ら出て行く。

 

この時点で、多くの選手を熱烈なラブコールでチームに呼び、親身にになって面倒を見て、移籍先を家族も含めて考えるファーガソンとの差が出てきている。

どうして彼は、それほど頑なにレギュラーを固定するのか。

就任当初にマンUが日本に遠征したとき、最初の試合で香川をスタメンで使わなかったときの、誰もが感じた不安。

それが未だに続いている。未だにヤヌザイとウェルベックのチームにしているからだ。

そして結果は出ていない。

ならば出て行くべきは、その二人ではないのか。

 

試合に多く出れば、それだけ点はとる。

当然だ。

ポジションがフォワードなら、MFより点はとる。

それも当然だ。

フォワードを違うメンバーにかえても、とりあえず点はとるだろう。

そう考えると、二人の成績は及第点でしかない。

 

香川が生き残るために

 

バルセロナ以外のどのチームでも、プロのチームとして問題になるのが、向上心だ。

選手は活躍し、目立ち、レギュラーを勝ち取り、よりよいチームに移籍したい。

しかし、それがチームプレイの邪魔となる。

日本代表や中学生、高校生のチームができるのに、プロチームはできないのだ。

ボールを持ったら、戻さない。

 

この状況が、アルゼンチン代表に入ったばかりのメッシに起こっていた。

パスを返しても、返ってこない。

 

中盤以降のバックパスは、味方が前を見てより良いプレイをするためと、ポゼッションを高めるためだ。

なので、メッシも前を向いた状態で、前からパスが返ってくれば、そのまま前を向いてプレイできた。

しかし、いつもメッシは後ろを向いて、パスを返すだけだ。

そのうち、チームメイトはメッシにパスをするのをやめて、他の選択肢を選ぶようになった。

 

今の香川の状況にそっくりだ。

 

もし香川より前にボールを返してくれる人がいなければ、香川は得意のドリブルを仕掛けられない。

それを求めたのはファーガソンとルーニーだけだ。

ヤヌザイとウェルベック、ヴァレンシアなどは、自分のことしか考えていない。

 

この状況を打開するには、あらゆる方法で、ペナルティエリア近くでのバックパスを強く要求すること。

 

実は、香川のライバルとされているマタもパス交換タイプなので、実は二人の相性はいいはずだ。

ルーニー、香川、マタならパスをいくらでも交換して、一番チャンスのある人がシュートをするだろう。

当然、モイーズはそういう起用はしないが。

 

次に、香川の問題点。

バックパスを多用するチーム想いの香川だが、ここに問題もある。

エゴなミドルシュートがまったくない。

前半のうちにある程度ミドルシュートを打つこと。

でなければディフェンダーを引きつける驚異を持つ選手にならない。

そして、実際にミドルシュートを決めなければならない。

プレミア時代のアンリのように、サプライズなゴールが今の香川には絶対的に必要なのだ。

 

 

そのうえで、ファーガソンにはハーフタイムのように怒ってほしい。

モイーズに。