不況が続くイギリス人の価値観に変化か。
イギリス人の幸福に対するプライオリティーは、不況の中、変化を遂げたらしい。
新しい研究によると、「greed is good(貪欲であれ)」カルチャーは終止符を打たれ、「質素・清貧」カルチャーへと目標点を変えたようだ。
アンケートによると、プライオリティーは今まで物欲を最上とする物質的豊かさだったが、今は家族と健康へシフトした。
また、それを象徴するように、ナイトクラブの売り上げは落ち、ホームベーカリーの売り上げがあがった。
しかし、家で過ごす時間が多くなっても、ダイニングテーブルと椅子の売り上げは2013年に5パーセント落ちた。
人々はテレビの前でご飯を食べるようになりつつあるということだ。
「お金じゃない」という姿勢を追究すると、彼らはテレビの前で食事をするのをやめて、テーブルで食事をするようになるはずだが…。
「目の前で起こること、することに集中する」というのは、禅にもあるように、人が豊かな精神で生きるためのもっとも基本的な行動。
ここがしっかり毎日の生活で出来ていれば、物質的な欲からは開放されやすい。
なのに、家の構造的にも、ダイニングの価値は落ち続けていくのか。
他に、調査でプライオリティーが上がったものは、外国での休日、庭や家の改装、ストロング・チーズなど。落ちたのは、冷凍食品、チェダーチーズ。
一方、上がったものにギャンブルというのもあった。
2008年から2013年の間に、売り上げは25パーセントも上がったという。
原因はオンライン系。相当な人気らしい。
ストロングチーズとは、大陸系のチーズ。
フランス人はブルーチーズが大好きだが、イギリス人はあの臭みを嫌う。
なので、フランス人はイギリス人は味が分からないと馬鹿にするのだ。
そのストロングチーズの売り上げが上がっているという。
食文化も変わりつつあるのか。
イギリスの不況は6年目。
しかし、「家族の関係は前よりも良くなった」という人が増えている。
必死に働いて老後の資金を貯めるよりも、今が大事ということだ。
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