アマンダ事件、元恋人のソレシトが自身の無実を主張
イタリアで起きた米留学生アマンダ・ノックスに関わる殺人事件は、まだ解決していない。
そして、あれだけ仲良くしていた彼氏のラファエル・ソレシトが、ついに彼女と別れた。
今は彼女と距離をとっているが、火曜日、弁護士を通じて自らの無実を訴えた。
会見はソレシトも交えてローマで行われた。
彼の発言はこうだ。
This has been a real tragedy. 「これは本当に悲劇だった」
I’m not a criminal. 「私は無実だ」
And in my case, I really did nothing wrong, and I don’t want to pay for someone else’s peculiar behavior.
「この件に関して、私は本当に何も悪いことはしていない。それに他の誰かの特異な行動のために何かを払いたくない」
ソレシトはイタリアの裁判所から25年の懲役を言い渡されている。
その後無罪判決が出たが、再び差し戻し審となっている。
弁護士はソレシトとアマンダを同じように弁護するべきでないとして、2月ごろからソレシト独自の弁護がはじまった。
直後、アマンダはフェイスブック上でソレシトの行動をバックアップするような発言をした。
“The only reason he has been dragged into this is because he happens to be my alibi,”
「彼がこの事件に関わることになった理由は、私のアリバイであるということだけ」
事件が起きたのは2007年11月上旬。アマンダのルームメイトが殺されたとき、ソレシトはアマンダと付き合って1週間目だった。アマンダが彼を好きになった理由は、「ハリー・ポッターに似ていたから」。
事件当日、二人はソレシトの家にいた。
アマンダはシャワーを浴びに自分の部屋に戻ったが、帰ってきたときに困惑気味だった。
「誰かが家の中に入ったような感じがした。お風呂場に血みたいなものがあった」と彼に報告したのだ。
しかしアマンダは警察を呼ばず、シャワーを浴びて彼のもとに戻ったのだった。
当然、その行動にソレシトは不自然さを感じた。
「どうしてシャワーを浴びたの? どうしてそんなにずっとそこにいれたの?」
と彼女に問うたという。
その質問に対して、今も明確な答えは得られていない。
アマンダはその日、マリファナをやっていた。
“I’m not saying that Amanda is responsible for all this situation, but they focus on her and they accuse her all the time, but I have nothing to do with all these circumstances and all these accusations,”
「私はすべての状況に対して彼女に責任があるとは言っていない。でも、みんな彼女に注目し、糾弾していた。でも、僕はすべての出来事や告発に関係がない」
また、事件の朝については”imagination and hallucination.(想像と幻覚)”と言いながら、
“Amanda and I still believe she is innocent.”
「アマンダと僕はまだ彼女が無実だと信じている」
と締めくくった。
実際に犯行を行ったのはルディー・グエードというコートジボアール出身の麻薬売人だが、彼は殺されたイギリス人留学生カーチャーと寝たことは認めたが、トイレに行っている間に他の誰かが彼女を殺したと主張している。
アマンダ無罪説としては、何者が侵入して、グエードがトイレにいる間にカーチャーを殺したというものだが、その場合にアマンダが一度家に戻ったというソレシトの証言に疑問点が出てくる。
「荒らされた」ではなく、「荒らされたような気配」とアマンダが言っていて、「バスルームに血のようなもの」という曖昧な状況説明だった。
メディアは当初からアマンダ犯行説を主張しているが、それはアマンダが複数の男性との性行為をカーチャーに強要して殺害したというもの。
現場は強盗目的の痕跡があり、メディアは「強盗に見せかけた」としている。
このアマンダ犯行説と、ソレシトに語った証言を重ねるなら、アマンダは、犯行と強盗目的のカモフラージュを他の人々に任せて、急ぎソレシト宅に戻ったのか。
いや、「強盗が入ってカーチャーが殺された」としたいのなら、「強盗が入ったみたい」という彼女の言葉はやっぱりおかしい…。
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