VWのCクーペGTEが中国モーターショウにランズイン。新デザインにやはり違和感あり。
Volkswagen C Coupe GTEが過激なコンパニオンのいない上海のモーターショウに上陸した。
印象は「高級」「未来」「まっすぐ」だろうか。
後にイメージは変わるかもしれないが、このハイブリッド・ラグジュアリー・セダンはあまり好きではない。
理由は、わからない。
そこが怖い。
ポジションはパサートとフェートンの間で、ギアは最近らしく8スピードギアボックス。
エンジンは他と同じターボチャージドTSIガソリンで、リチウムイオンバッテリーを積んでハイブリッドになっている。
コンバインドされたパワーは242馬力で、31マイル(50キロ)をピュア・エレクトリックモードでカバーし、トータルで684マイル。つまり1100キロ。凄い。
ドライビングモードがいくつか搭載されているので、通常のハイブリッドモードからピュアエレクトリックのEモード、バッテリーチャージモードやスポーティモードを選ぶことができる。
ところで、このクルマはVWの未来のプレミアム・セグメントとして、セダンの顔ははじめての公開となるらしい。
新言語として、シャープエッジの多用、VWらしいホライゾンタル・ライン(水平ライン)がベースとなっているが、そのわりにボンネットが曲線を描いて前方に沈んでいくのはなぜだろうか。
いや、ゴルフだって沈んでいる。
でも、嫌じゃない。
となると、横長にストレッチされたスタイルか。
これは全幅をひろげるセダンタイプには仕方ないのかもしれないが、SUVのようにフロントを縦に拡げると問題なくなる。
このクーペのように横にぺしゃんこになると、どう考えてもクールじゃない。
ホライゾンタルにストレッチするなら、フェイスに向かってなるべく直線で来て、一気に真下に落としたほうがいい。
ドイツ車は同グループのアウディも含めて、だいたいそんな感じだと思う。
しっかりしたグリルがないからやりづらいのだろうか。
だからといって、デトロイトで披露されたクロスクーペのコンセプトがいいというわけではない。
VWが好きなだけに、文句ばかりになってしまう…。
Similar Posts:
- VWスポーツクーペGTE発表。でもやはり難しいVWのデザイン進化方法。
- ホンダのコンセプトDを「ガンダム・スタイル」と表現するアメリカ。
- 混戦のセグメントに殴り込むインフィニティQX30。
- 2016インフィニティQX50がNYオートショウでデビュー。
- NYオートショウで見るべき14の車。
- 2015年は「スモール・クロスオーバー」の年。
- アストン・マーティン・バルカン、北米でも公開
- スモークなサイドウィンドウがいい感じのベンツIAAコンセプト。
- ドリフトモード搭載のフォード・フォーカス・RSがNYモーターショウで披露。
- ドイツ本国仕様のポロ・ラウンジにスペシャル・エディション