もし三食のなかで朝食をいちばん楽しむことにしたら。
健康かどうかという話ではない。今、仕事に行く前の軽い食事を「朝食」としているのなら、「三食の中でもっともゆったり、楽しく食べる食事を朝食にしてみる」という話だ。
朝食は一般的に
食パン
が優位で、
抜く
というのも強い。
日本食のごはん、魚、お味噌汁は作る人がいない以上、減り続けていて、料理の必要がないシリアルが拡大中だ。
食を楽しむのはランチ。そしてディナー。
レストランやカフェもその仕組みに従って営業している。
一方で台湾やタイでは朝から営業していて、おかゆもパッタイも存分に楽しめる。
日本でも少しずつ、ハワイやオーストラリアの影響を受けたパンケーキ店やエッグベネディクトなどを食べられる店も出てきた。
特に東京では、家を出れば朝食を楽しめるところは増えてきている。
パターンはいくらでもある。
まずは安さから考えると、なか卯のこだわり卵朝定食は230円。和食を楽しみたいなら十分だ。
パン・コーヒー系ではドトールやマックといった店がすでにビジネスマンの人気を得ている。
ゆっくり過ごしたいならジョナサンやコメダ珈琲などもある。
ここまではすでに利用者が多く、すでに知られた朝食スタイルだ。あくまでもウィークデイの朝食。
次は、お金も時間もかけるブレックファストスタイルについて考えたい。
たとえば、海外でも国内でも旅行に行ったときのことを考えてみよう。
朝から優雅なビュッフェを楽しむのは、幸せの一言に尽きる。
さまざまなホテルでのブレックファストはどれも印象に強く残っていて、忘れられない。
これは、ホテルでのブレックファストがあまりにも非日常的だからだ。
コペンハーゲンのシンプルなホテルで数日間食べ続けた、クロワッサンとチーズとハムの組み合わせ。
ひたすらシンプルだったが、病みつきになった。
ザグレブの小さなブティックホテルで、大きな窓から朝陽が入るレストランでのブッフェ。
朝一番のエスプレッソ。
空と机、椅子でブレックファストをギリギリまで楽しみたい。
東京でそれを楽しもうとすると、いろいろ問題がある。
実際にはホテルに優雅でパーフェクトなブッフェはある。宿泊客はそれを楽しんでいるのだ。
しかし、東京に住んでいれば、どこかへ旅をしたときにそれを楽しむのであって、わざわざ住んでいる街のホテルに宿泊はしない。
たとえば吉祥寺に住んでいて六本木のリッツカールトンの朝食を楽しもうとしても、辿りつくまでに朝食時間が終わってしまうかもしれない。
となると、ランチブッフェになってしまう。
つまり、徒歩で行ける自分の街の近くのホテルブッフェがいい。
もし都心に住んでいる人は、リッツカールトンのタワーズがオススメだ。
http://www.ritzcarlton.com/jp/hotels/japan/tokyo/dining/towers
まず、リッツカールトンの日本離れした雰囲気は人を圧倒する。ラウンジに佇むだけでも優雅な気分になる。
そんな圧倒的空間性を演出するホテルのブレックファスト。
6時30分から10時30分(土日祝は10時まで)、3900円でブッフェを楽しめる。
3900円。高い。
そもそも高いので、記念日として朝食を楽しんでもいい。
1年に一回ならいい。
昼と夜にお金をかけるのをやめれば、いい。
東京のホテルの朝食ブッフェは、だいたい3000円から4000円だ。
ウェスティン東京のザ・テラスは3200円。皇居に面したパレスホテルのグランドキッチンは3850円。
「最強の朝食」と謳われるホテルニューオータニは3812円。こちらは6時から10時の間であれば制限時間なし。
と、ホテルの朝食ブッフェは完璧に一日のスタートを整え、幸せをもたらしてくれる。
が、高い。
アクセスも都心以外に住む人には難ありだ。
あとは、「Billis ビルズ」が始めたような朝食、カジュアルダイニングを重視する店。
8時30分から始まるのに、店内はホテルブッフェのように洒落ている。
プライスは1420円から2020円の間。
また、駒沢大学駅近くには7時スタートのKomazawa park cafe. 瓶の中のピュレ状じゃがいもを楽しむエッグスラットが人気。
https://www.facebook.com/komazawaparkcafe
白金近くの人は朝8時からのテンダーハウスダイニング。ここはホテルと同クラスの雰囲気も味わえるインテリア。
http://www.tender-house.jp/restaurant/tender-house-dining.html
さて、オススメは新宿マルイのル・プチメックが23日に閉店したものの、まだ営業しているカフェ、レフェクトワール。
http://lepetitmec.com/location/refectoire/
8時30分から11時30分まで、フレンチトーストセット520円。
またはパン盛り合わせセット670円。
芝公園ではベルギー発のルパン・コティディアンが7時から。公園の風景を眺められるというだけでレベルが高い。
吉祥寺では井の頭公園近くのチャイブレイク(8時スタート)のモーニングが人気だが、混んでいるので注意。
駅近くは多くあるが、7時スタートのエクセシオールもなかなか。
三鷹は駅北口のテラスヴェルト。7時スタート。
http://www.terrasse-verte.com/
車があるなら一凛珈琲。飲み物を頼めば朝はパンがついてくる。9時スタート。
http://www.ichirin-coffee.com/
仙川は猿田彦。都心に続々と増えているけれども、少し離れたところで大きな店舗と明かりの射し込むのはここ。7時スタート。パンはフレンチトーストからチーズ焼きトーストまで豊富。
最後に。ココスの朝食バイキング。行ってみたい。
朝方になるために、9時30分にはベッドに入ろう。
Similar Posts:
- CNN アメリカ最高のチャイニーズレストランベスト50
- 「日本」が隠されているNYのイタリア系レストラン
- 爆発的増殖のNYコーヒーショップシーンに合わせてインタラクティブマップ
- PS4発表に向けて 英ゲーマーの声 & 発表イベントライブ更新
- NYに現れるNew Nordicのムーブメント
- 1年で130店がオープンするNYコーヒーショップ事情
- ニューヨークに住むならRow Housesがいい。
- アッパーイーストサイドに登場した生野菜前菜が絶品のレストラン『The East Pole』
- シアトルの歴史的コーヒーショップ『カフェ・アレグロ』が独自ロースターを導入
- NARISAWA、アジアのトップに。