イギリスの無神論者が10年で倍増。
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2011年のイギリス国税調査の結果が興味深い。
まず、イングランドとウェールズでイギリス国外出身の住民がここ10年で6割増えたことがわかった。
また、自分がキリスト教を信じていると答えた人は59.3パーセントで、4分の1近く(25パーセント)が無神論だという。
10年前は、72パーセントがクリスチャンと答えていた。
無神論者として考えられる人口は1410万人。10年前の770万人(15パーセント)から倍増した。
72パーセントから59パーセントに落ちたことで、人口にして400万人以上がクリスチャンではなくなったということになる。
市民の声として、「日曜日は教会ではなくショッピングに行く日」「世界で起きる出来事を見て信仰心がなくなった」という意見があった。
イスラム教徒も増えている。
今は人口の4.8パーセントとなり、270万人がイスラム教徒。
特に、ロンドンのタワーハムレッツは3分の1がイスラム教徒だという。
また、ノリッジは42.5パーセントが無宗教。
イギリス連邦や東ヨーロッパからの移民が増えたが、イギリス出身の白人の数は87パーセントから80パーセントと、それほど差はなかった。ただし、ロンドンは45パーセントだった。
ヨーロッパで無神論的な国はフランスが筆頭だが、さらに10年がたてばイギリスはより無神論化するのか。
一方日本は、潜在的無神論者の多い国として10年後も独走しているに違いない。
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