村山元総理訪中を伝える中国メディア
中国各紙が日本の動向について報道している。
香港ATVは「日本の安倍総理大臣は就任後初めて所信表明演説を行い、中国の領有権に関する問題で、日本の領土を守り抜く姿勢を明らかにした」と報じた。
他に、「外交においては中国との関係を優先課題とするとした。安倍総理は『日本を取り巻く環境は厳しさを増し、国境、離島の適切な進行・管理、警戒警備に万全をつくし、国民の生命、財産、領土、領海を守る決意である』と述べた」と報道し、タカ派でありながら中国との関係改善を望んでいることも伝えた。
同時に、日米安保との同盟強化を目指していることや、オバマ大統領との会談予定があることも報じた。
また、村山元総理大臣が28日に北京に到着したことも各局で報道されている。
「親中派とされている元総理ですが、釣魚島(尖閣)を巡る中国との関係改善をめざしている。日本の政治家が北京を訪れるのは3人目となっている」と報じた。
中国CCTVは「中日友好協会の招きで村山元総理が訪中している。訪問は4日間の予定。元総理は高齢にもかかわらず元気はつらつ。彼は中国を何度も訪れ交流を行っている。今回の訪中の意味は重要だと語ったという」と好意的に扱い、
「元総理は総理時代、日本の侵略について公式に認めたいわゆる『村山談話』を発表。引退後は日中民間交流の活動に携わっている」と伝え、村山元総理と加藤紘一の肉声も放送した。
加藤紘一は「日本は世論が非常に大きな働きをする社会ですから、我々の日中友好協会が、日中の関係は重要であるというキャンペーンを日本の草の根にひろげていければと思っています」 という言葉が放送された。
まとめとして、「彼らの訪中は両国関係改善を望む日本国内の世論を反映したもので、安倍総理も対話の窓口を開く必要があるとし、専門家は次に必要なのは日本政府の行動だ」とした。
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