米入植地の人食い事件を証明する「ジェーンの頭蓋骨」
1609年の冬、14歳の少女が、食われた。
イギリスからアメリカへの最初の恒久的入植だったジェームズタウン。
美少女ジェーンは、何者かに頭部を攻撃され、体は人々の食料となった。
スミソニアン博物館が発表したのは、ジェームズタウンでカニバリズムがあったという明確な証拠。
それは、14歳の美少女の頭蓋骨、通称「Jane of Jamestown ジェームズタウンのジェーン」だ。
なぜ、ジェーンは食べられてしまったのか。
ヴァージニア州のジェームズタウンは、イギリス人による最初の恒久的入植地。
1607年にロンドンのヴァージニア会社によって、1616年から1699年まで植民が行われた。
当初は6000人ほどが住んでいたという。
しかし、その初期に、致命的で記録的な寒波があった。
そのため、1609年から1610年まで町は、致命的な飢饉となった。
当時のリーダーは、「世界的悲劇」とその飢餓状況を表現している。
収穫物がほとんどなかったのだ。
リーダーの記録によると、人々は犬、ねずみ、ヘビ、革靴まで食べた。
そして、ある男は妊娠中の妻を殺し、食べたという。
ロースト、ボイル、バーベキュー…。
共食い、カンニバル。
しかし、考古学者にとっては、「確固たる証拠なし」として、カニバリズムはあくまで伝説と片付けられていた。
ジェーンを襲った4つの傷
2012年の夏、ある頭蓋骨がジェームズタウンで発掘された。
14歳のジェーンのものだ。
ゴミとともに葬られていた頭蓋骨は、一部がなかったが、「動物に食べられた」と解釈された。
しかし、ジェーンは誰だったのかという研究は続けられた。
彼女は1609年6月にイギリスのプリマスから出る船にのり、ハリケーンに遭遇しながらも、8月にジェームズタウンに到着。
そして、1年もしないうちに、死んだらしい。
研究では、彼女の頭のCTスキャンや、デジタルイメージによる再現などが試みられた。
それが、ジェームズタウンにまつわるあの伝説を証明するものとなった。
何者かに食料として殺された形跡が発見されたのだ。
4つの傷と、頭蓋骨を開こうとした痕跡…。
共食いの兆しは明らかだった。体の解体に慣れていない人々による、体の切断…。
ジェーンは、「世界的悲劇」の犠牲者だったのだ。
彼女を食べた人々を、恐ろしいカニバリズムの犯罪者として責めることはできない。
彼らには、絶望感しかなかったのだ。
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米入植地の人食いを証明する、ジェーンの頭蓋骨(注:写真有) http://t.co/elcpabf9Uu イギリス→アメリカへの最初の恒久入植ジェームズタウン。1609年の冬、14歳の少女ジェーンが食われ頭部以外食料となった。1609~1610年は寒波、致命的な飢饉、収穫物がない
米入植地の人食い事件を証明する「ジェーンの頭蓋骨」 http://t.co/f94uAohrbp アサクリ3の時代より100年以上前のアメリカだったら確かに過酷であっただろうと想像はできるな~。しっかし最近の科学解析技術はすごい
ひえぇぇ (○д○lll) : 米入植地の人食い事件を証明する「ジェーンの頭蓋骨」 http://t.co/1owcc1qnja @maashjapanさんから
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