プリンストン大学のサミュエル・ワン博士が先月出した論文。
それは、子供が自閉症になる根本原因を追究したものだった。
博士によると、それは胎内で起きる脳損傷だという。
問題となる脳の部分は、小脳だ。
脳の10パーセントをしめるこの部分は、複雑な感情をコントロールする。
博士によると、小脳は考えられているより役割は大きく、特に正常な社会的関係を構築するのに不可欠な役割があるという。
自閉症と小脳との関係は数年前から知られているが、博士によると大学で学んだ理論から多くの人が抜け出せずに、中途半端なものになっているらしい。
この小脳が母親の胎内で傷ついてしまったならば、それは自閉症に繋がる可能性があるというのが博士の理論だ。
出生後の可能性も完全に排除はできないが、証拠としては弱いらしい。
どうして損傷が起こるのかという可能性についてはいくつかあるかもしれないが、博士は母親が肺がんになるほどのスモーカーの場合が一因でもあると説明している。
この論文によって将来、早期に小脳の治療をすることで自閉症の症状改善という道も見えてきた。
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