深刻なヨーロッパのディーゼル汚染 認知症との因果関係も…
Could car exhaust fumes cause dementia?
海外メディアのある記事だが、エギゾースト・フュームズといえば排気ガス。
これが認知症を引き起こすという新たな説について取り上げている。
調査によると、英国における大気汚染に関係した死亡者数は毎年2万8000人にも及ぶ。
心臓発作の死亡例のうち、50に一つは大気汚染によるもの。
がん研究機関も、がんの原因のひとつに大気汚染を挙げている。
実際にロンドンのオックスフォード・ストリートで実験・検証したところ、排気ガスによる大気汚染度は「酷く」、クリスマス・ショッピングで2時間もいれば確実に体に影響が表れるという結果が出た。
汚染された空気によって、動脈は硬化し、血管の閉塞を引き起こすのだ。
特にPM2.5や炭素(黒煙)を吐き出すディーゼル・エンジンの影響は大きい。
ディーゼルの場合、即効性もあれば、長期性もある。すぐに体に変化をもたらし、長い間苦しめるものでもあるのだ。
PM2.5は小さすぎて、喉の粘膜でキャッチできない。
なので、ロンドン都市部でのジョギングは厳禁とさえ言われている。
また、研究では大気汚染の酷い地域に住む人々に、認知症のパーセンテージが高いことがわかった。
記憶力の低下なども見られるという。
大気汚染と認知症のはっきりとした因果関係はまだ見つかっていないが、今後研究は進んでいくという。
研究では大気汚染の少ない田舎に住む人と比較したらしいが、田舎の人は認知症が少ないのなら、東京はアウトだろうか。
石原都知事の功績で東京はディーゼル規制が行われたので、今は空気は綺麗らしい。
一方、ディーゼルを推し進めた(CO2排出量が少ないため)ヨーロッパでは大気汚染が酷くなってしまった。
日本ではその後、政府が地球温暖化対策でディーゼル車を推し進めたが、その後は規制が厳しいため「クリーンディーゼル」と呼ばれている。
マツダ車の場合、溜まったPM2.5などを走行中に高温で燃やしてしまう(DPF再生)。
ヨーロッパでも10年ほど前から新世代ディーゼルとして車が販売されているが、大気汚染の状況は悪くなる一方。
また、ディーゼル車のデメリットとしては、その浄化装置が故障した場合のコストが高いことなどがある。
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