耳のある部分に刺激を与えると、心臓の動きが調整される 英最新研究
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耳珠という漢字を読めるだろうか。
じじゅ と読むらしい。
このあまり注目されない耳の一部、小さく一見意味のないような部分に、素晴らしい力があることがわかってきた。
穴の顔方面の少し出っ張った部分だ。
ここに、少しの電気刺激を加える。
すると、心拍数が調整され、ハードに振動することを抑えるという結果が出た。
研究を行ったのは、リーズ大学のグループ。
被験者に対し15分間、刺激を与え続けた。
耳珠がくすぐったい感じになるらしいが、これがなぜか心臓の動きを調整する。
なぜ、耳のこんな部分にそんな能力があるのか。
実は、vagusという臓器の動きに密接な関わりのある神経がキーとなっている。
日本語では、不思議な名前「迷走神経」となるが、これがほとんどすべての内臓の運動神経であり、副交感の知覚神経であるという。
脳神経で唯一腹部まで到達しているのがこの神経だが、これがあの耳珠まで到達しているのだ。
心拍数は、弱くなったり強くなったりするのが普通。
機械のようにずっと一定だと問題となる。
その強弱を調整するのが迷走神経だが、外の刺激からそれを調整するのは不可能だ。
しかし今回、耳珠に電気信号を与えることで、迷走神経を通じて心拍数を穏やかに調整できることがわかったということらしい。
今後はてんかん治療などにも応用される可能性がある。
研究結果はthe journal Brain Stimulationで発表されたばかり。
今、室内が暑いので、耳珠を保冷剤で冷やしてみた。
気のせいかわからないが、相当いい感じだ…。
それにしても、なぜここが少し出ているのか。
迷走神経が張り出したのは、なぜか理由があるのかもしれない。
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