「人口網膜」を米FDAがついに承認。
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「人工網膜」は新たな段階へステップアップした。
木曜日、米食品医薬品局(FDA)が、視覚に障害のある人々に「光のパターン」を与える「人工網膜 artificial retina」の治療を認めたのだ。
人工網膜とは、眼の中に電極のシートを移植するもの。
ポータブルビデオプロセッサ搭載のカメラ付きメガネをつけることで、横断歩道やストーブの炎、人や車の存在を認識できる。時には、大きな文字もわかるという。
メガネに取り付けられた小型カメラは外の画像をキャプチャし、ベルトにあるビデオプロセッサが明暗のあるピクセル画像にし、信号を送信する。電極シートに与えられた信号は、網膜の損傷部分をバイパスして、脳に伝達されるという。
これは失明治療の「はじまりに過ぎない」といわれているが、今後は飛躍的にこの分野が伸びる可能性がある。
臨床試験に参加した男性によると、「道路の縁石は認識できる。ただ、細かいものはまったくわからない。もしメガネようなものを持っていない場合は、まったく見ることはできない」と少々不満げだ。
しかし、技術は年々進歩していて、最初の電極は16しかなかったが、今のバージョンは60もある。
アーガスⅡと呼ばれるこの商品は、ヨーロッパでは2011年に承認を受けている。
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