南極下の微生物が生き延びるための秘密が解明。
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外界から遮断された南極大陸の氷の下。
そこに、生命体がなぜ何万年も繁栄し続けていることができたのかを証明する証拠がはじめて見つかった。
見つかった生物の多くは、古細菌(Archaea)と呼ばれるもので、厳密にいうと細菌(バクテリア)とは違う。
微生物だ。
この微生物がなぜ長い年月を生き延びることができたのか。
それは、アンモニウムだった。
成長のためのエネルギーに使うのは、天然アンモニウムもしくはメタン。
一部はアンモニアの化学結合エネルギーを生きるために利用し、一部はメタンを利用していた。
米国モンタナ州立大学を中心とする研究チームは昨年1月、Lake Whillans近くのサブ氷河に穴を開け調査を開始。
細胞核にDNAを持つArchaeaを発見した。
過去の研究での発見(ヴィーダ湖等)では掘削機から微生物が流出したのではないかと疑惑がもたれていたが、今回は否定している。
厳格な管理下のもとで発見されたものだという。
これは南極の氷の下のような極限状態で生命が生き残ることができることを証明する、最初の直接的証拠だという。
今までは微生物が外の生態系との関わりをもたないため、「岩を食べて生きているのか」と謎は深まっていた。
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